トップメーカーと共に、
世界初を実現する開発に心が躍る。
H.Tさん
技術部 コイルグループ
2023年度キャリア採用 工学部卒
- 2023年5月
- 入社後、技術部コイルグループへ配属。
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やりたいことに挑戦できる環境と、
社長の熱意に心が動いた。採用面接で、技術職出身である社長と話が弾んだことが大きな理由です。私はそれまで、コイル製品の技術職として数社を経験。しかしどの会社でも指示された開発に取り組むことが多く、自分がやりたいことに挑戦できないもどかしさを感じていました。そんな話を面接でしたところ、社長から「SHTに歯車は要らない。新技術に主体的に挑戦する精鋭を求めている」と口説かれ、心が動きました。
またエンジニアの職場は殺風景なものだと思い込んでいた私にとって、SHTのオフィスは第一印象から明るくて安心感を抱くものでした。女性社員が多く、共有ワークスペースが多いのも風通しの良さにつながっているんでしょうね。今では周りからニックネームで呼ばれるほど、この会社に馴染んでいます。
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カスタマーの予想を超える
1/6までの小型化を提案。これまでのキャリアを活かした新製品の開発に取り組んでいます。製品カテゴリーとしてはリアクトルなのですが、高放熱および小型化を実現し、新たな特許を取得できる技術を開発することが私のミッションです。
この案件は、大手空調メーカーの研究開発職の方から「製品を薄型に改良したい」と相談を受けたことから始まりました。カスタマーは当初、リアクトルの外付けをイメージしていました。ですがそれでは、大幅な薄型化は実現しません。そこで私は、内部のデバイスに組み込めるリアクトルを提案。それは現在のリアクトルを、約1/6まで小型にするアイデアでした。
困難が待ち受けているのは承知のこと。ですがやる価値があると提案し、1年半ほどあらゆる組み合わせを試して納得できる小型化を実現しました。SHTは「そこまでやるか!」と言われるくらいの姿勢で他社を圧倒すると聞いていましたが、「自分がやりたいことを追求したら、自然とそうなってしまうんだな」と、我が身で実感しているところです。
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エンジニアとして
満足できるモノづくりを追い続ける。現在開発している薄型リアクトルの製品化が目標です。なるべく早く特許を取得し、製品開発につなげたいと考えています。工法の部分を詰めていくのも今後の挑戦ですね。カスタマーが実際に新製品を販売するのは3年から5年先になりますので、そこをゴールに工場のスタッフとやりとりしながら設備開発に取り組む計画です。
SHTに来て感じるのは、「エンジニアとして満足できるまでモノづくりができている」という喜びです。以前いた会社は規模が大きいこともあり、技術開発は開発だけをすれば、あとの工程は別部門にバトンタッチしてしまうのが基本でした。しかしSHTでは材料調達から生産ラインの立ち上げまで各部門と協力しながら進めるため、達成感もひとしおです。「やりたい」と望んだ開発をゴールまで見届けられるのは、エンジニア冥利に尽きるんじゃないかと思います。